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レトルピアノ教室
Lettle piano room
6.「くるみ割り人形」op.71より「あし笛の踊り」チャイコフスキー
2022年5月1日 本番の演奏
大きい画面は、こちらからご覧ください。
この曲を演奏しているのは、小学4年と6年の女子です。
普段から一緒に遊んでいる友達同士です。
ぜひ、二人で一緒にやりたいという希望で、ペアを組みました。
小学4年の生徒さんは、ショパンの「前奏曲」を私と一緒に連弾した女子です。
とても頑張り屋で、まだ習い始めて1年半ですが、
めきめきと上達しています。
この曲のメロディーはフルート3重奏になっていて、両手で弾いても
難しく、まず譜読みが大変だったと思いますが、
余裕で、仕上げました。
また、打ち込みで作ったrit.に合わせて弾くのも大変でしたが、
ちゃんとマスターしました。
ピアノの生徒さんは、小学6年になり、
忙しくて、ぎりぎりまでエンジンがかからなかったので、
本番ゆとりがなく、暴走してしまった箇所もありましたが、
なんとか、弾けてよかったです。
「あし笛の踊り」について
この曲は現在は、ソフトバンクのCMに使われています。
たびたびCMやテレビ番組で使われるおなじみの曲です。
「あし笛」以外に、「くるみ割り人形」の曲は、テレビではよく使われています。
「くるみ割り人形」は、ご存知の方も多いと思いますが、、
チャイコフスキーの三大バレエ音楽の最後の曲です。
1892年にサンクトペテルブルクのマリインスキー劇場で初演されました。
チャイコフスキーは、バレエ公演の前に、数曲の音楽だけ取り出して演奏会で発表しました。
演奏会の依頼を受けたとき、あいにく手元に新作がなく、急遽作曲中の『くるみ割り人形』から8曲を抜き出して
演奏会用組曲としたようです。
それは、バレエ組曲「くるみ割り人形」Op.71aになります。
作品番号にaが付きます。
1892年3月19日に初演されました。
「葦笛の踊り」(Les Mirlitons) は「くるみ割り人形」の2幕、
クララが訪れたお菓子の国で、色々な国の人が、踊りを披露する場面で登場します。
その中で、「葦笛の踊り」はフランスの踊りという事になっています。
葦笛が、フランス?
そもそも、葦笛って何?
という疑問が生まれます。
調べてみると、葦笛は、葦の葉を丸く巻いて作った笛。
と、あります。ますます?です。
国によって、この曲の題は変わっています。
ロシア語では、「Танец пастушков」=羊飼いたちの踊り
フランス語では、「Danse des mirlitons」=ミルリトンの踊り
ミルリトンは、カズーという笛のことで、騎兵の帽子とのことも意味するようです。
さきがとがっているからでしょうか?
フランスの兵隊さんの曲、だったのかもしれませんね。
この曲をアンサンブルするにあたり、
レジストチェンジするためには、どうしてもリズムを入れない訳にはいきません。
子供は、自分でかえられないからです。
でも、元々リズムのない曲で、まっすぐではなく、伸びたりするので、
その部分をどうするかが、課題でした。
伸び方も、はっきり出すすわけにもいかず、「こんな感じ」と、
感で、覚えこんでもらうしかないので、そのあたりが、難しかったです。
それで、こんな風にしてみました。
2021年発表会 演奏曲目・目次
★アンサンブル曲の解説はこちらからご覧になれます
1.プレリュード7番 Op.28-7 ショパン
2.「8つのユーモレスク」より第7曲 Op.101-7 ドヴォルザーク
3.「グノシエンヌ」第3番 サティ
4.おもちゃの兵隊の行進曲 Op.123 イエッセル
5.故郷(ふるさと)文部省唱歌 岡野貞一
6.「くるみ割り人形」op.71より「あし笛の踊り」チャイコフスキー
7.「天国と地獄」序曲 オッフェンバック
8.「6つのウィーンソナチネ」K.439b より第1番(Ⅳ)モーツァルト
9.交響曲第5番Op.67「運命」(Ⅰ) ベートーベン
10.「威風堂々」Op.39-1 エルガー
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